1958-07-03 第29回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
○三浦国務大臣 本年は私はバツク・ペイをするような凶作とは予想しておりませんが、これは天候に非常に大きく左右されるものでありますから予断は許されません。しかしながら、先年やった例もあるそうでございますから、私は、制度上の問題と同時に、また、前にやりました事情等をよく見きわめまして、それに対する適切な処断をするほかはなかろうと思います。ただいまのところ、さように存じております。
○三浦国務大臣 本年は私はバツク・ペイをするような凶作とは予想しておりませんが、これは天候に非常に大きく左右されるものでありますから予断は許されません。しかしながら、先年やった例もあるそうでございますから、私は、制度上の問題と同時に、また、前にやりました事情等をよく見きわめまして、それに対する適切な処断をするほかはなかろうと思います。ただいまのところ、さように存じております。
そうした場合に、来年の今ごろ、もうちょっと前ですが、バツク・ペイの必要を生ずるようなパリティの上昇したときには、バツク・ペイについてどういうふうにされますかということを聞いておるんです。凶作加算じゃないですよ。
それから、いま一つ大事なことですが、バツク・ペイは、景気の見通し、経済の見通しとの関係もありますが、バツク・ペイについて大臣はどういうふうにお考えになっておりますか。
しかし昭和二十九年のバツク・ペイについては、従来の慣例通り当然支払うべきものであります。念のために申し上げますと、昭和二十五年産米においては、百七十二億六千四百七十八万一千円の支払いがなされておる。昭和二十六年においては五億六百十四万九千円の支払いがなされておる、昭和二十八年は四十二億一千五百六十一万円の支払いがなされておる。
ただいま議題となっておりまする三十年度の食管特別会計の予算補正につきまして、足鹿委員の質問に対する農林大臣を初め政府委員の答弁を拝聴いたしておりますと、この食管特別会計に、特に昨年来問題となっておりまする二十九年産の麦のバツク・ペイの問題あるい特殊米の問題、あるいは今回の収穫増によるところの買い上げ増に要する食糧証券のワクの増大等の問題、これらを承わっておりますと、われわれはとうてい理解できない、また
従来このバツク・ペイは、八月に支払われております。今足鹿さんお話しでございますが、昨年の八月はもう非常にことしは豊作でもあるし、価格の決定からこの豊作を見たならば大体よかろうということで、こういう取りきめにいたしたわけでございます。その点を御了承願いたいと思います。
○足鹿委員 農林大臣に、最初本年度産米価格問題との関連において、二十八年産米の、バツク・ペイの問題についてお伺いいたしたい。
○足鹿委員 もう一点、来月の中旬に本年産米の割当会議が開かれるように仄聞しておりまするが、割当前にこのバツク・ペイはお支払いになりますかどうか。できるだけ速急にということでありますが、従来からもそういうことを聞いておりますが、その点もう少し——諸般の準備が完了次第というのはどういうことでしようか、別に疑うわけではありませんが、いつごろになるかということを、もう少し事務的に御答弁願いたい。
○保利国務大臣 バツク・ペイを二十八年産米について、石当り二百五円支払うということは決定をいたしております。従いまして事務手続が完了次第支払えることと存じております。できるだけ早く支払うように、事務当局に御勉強願うつもりであります。
なお先ごろ来懸案になつておりました二十八年産米のバツク・ペイにつきましては、パリテイから計算されますバツク・ペイ額は二百三十二円でございますが、昨年の価格をきめます際に、基本価格及び減収加算におきまして切上げ計算をやつておりますために、合計二十七円がよけい支拡われた形になつておりますので、これを差引きまして、石当り二百五円をバツク・ペイするという決定を見ておる次第であります。
○説明員(中西一郎君) バツク・ペイそのものにつきましては、先ほど若干触れましたが、それの支払いの態度というお尋ねでございます。これにつきましてはまだ十分な審議はしておりませんが、その出ました約四十億強という金を最も有効に使つて頂くことを、これは食糧庁としてでなしに、農林省全体として何かいい方法はないかということは事務的に検討を進めております。
○委員長(森八三一君) 次に、昭和二十八年産米バツク・ペイの問題でありますが、これは只今中西企画課長から二百五円という内定をした趣きの発表がありました。先回の当委員会におきましては、昭和二十九年産米価格を切離しまして、八月三十一日までに決定実施をされたいということを全会一致で議決をいたしまして、関係大臣に申入がされたのであります。
○江田三郎君 その点は九十三億の内容について、これは本年だけでなしに来年も実現性があると言われますけれども、私どもこれは非常にまだ不安定なものが多いと思うわけですし、それからバツク・ペイの問題なんか来年どうなるかわかりませんが、ともかく純越益の七十七億というものはこれはただ麦でどうとか、何とかいうことじやない、食管の繰越益です。
食糧管理制度全般にわたつての意見をとりまとめ、これを満場一致決議をいたしまして、政府並びに関係方面にその趣旨を伝え、今日までいろいろと努力をいたして来ておる次第でありますが、本日並びに昨日来、当面の問題であります本年産米価並びに昨年産の米追加払いの件につきまして種々論議をいたしました点と、八月十一日の食糧管理制度改正に関する件の決議案との両者をよく検討いたしまして、八月十一日の決議中の特に価格問題とバツク・ペイ
○芳賀委員 バツク・ペイの問題は、政府が当初生産農民と約束したことなんです。政府が当時から義務を持つておるのです。だからこれを支払いしたいなんということは、何もとやかく言う必要はないんです。ですから適切な時期に支払いをするということが当然なことなんです。
○国務大臣(保利茂君) どうも、農薬の問題、バツク・ペイの問題、何日までにせよ、何日までに片附けろという御鞭縫を受けて非常に恐縮をいたしております。これは二十八年産米の取扱方につきましては、二十八年産米の価格を決定いたしまする場合に、政府の方針を決定いたしておるわけでございますから、それを事務的にどう処理いたすべきかということについていろいろ検討いたしておるわけでございます。
○説明員(前谷重夫君) 私といたしましては、このバツク・ペイの問題は今年度の供出割当をする前には必らずきめたい、かように考えております。従いまして、決定すれば直ちに支払を開始したい、かように考えております。
○江田三郎君 だから、まあいろいろの方式があるとしても、今おつしやるように、問題は消費者米価との関係だということになると、本年のバツク・ペイについても非常な困難な事態に逢着するし、又次の米価を決定するのにも同じような問題にぶつかつて来るわけですが、そういう点、消費者米価を上げるわけには行かん、併し村政負担を殖やすわけにも行かんということになると、解決の見通しはないということになるのですが、そうして同時
○委員長(森八三一君) 今のお話で、最初にバツク・ペイをすると、そのこと自体に考え方の食い違いがあるという最初の御発言でございましたが、完全統制でやつて販売の時期を付度することができない。
またこまかいことは書類を見ていただくことにいたしまして、バツク・ペイの問題につきましては、これは先年の閣議においてもきまつたことであり、ますし、農民は当然約束されたこととして信じておりますから、これをうやむやにすることは、今年度の供出の上に悪い影響を及ぼします。
その次に二十八年産米のバツク・ペイの問題を取上げまして、これにつきましては、八月中に成案を得たいという旨を前谷長官から申されておるのであります。
○足鹿委員 今バツク・ペイの問題でお話がありましたが、これは先般の米価審議会の附帯決議の第三項によつて、二十八年産米の生産者価格については、パリテイ指数の上昇に応じて追加払いの措置を講ずるためすみやかに米価審議会を開催し審議することとなつておるのです。今聞いておりますと、懇談会をいつ開いていいのか、まだ見当もつかないようなお話でありますが、審議会の答申はまつたく蹂躙されておる。
また先ほど御指摘のありましたバツク・ペイの問題で、これも財政負担問題と関連いたします。そういう点からいたしまして、財政当局と折衝いたしておりまして、本日も実は課長が行つて折衝いたしております。
ところが日本の農民、今の農民の考え方を率直に言いますならば、最近非常に農民の上にいろいろ不快なことが重つて来ておる、先ず第一番には本二十八年度産米に対しまする大体公約とも見られる追加払い、バツク・ペイの問題が未解決になつておる、これも大蔵省のほうでいろいろ御議論があつてまだはつきりしない、出すのか出さんのかわからない。
それと申しますのは、バツク・ペイは公約だ、公約でないということを言つておるのですが、バツク・ペイよりかも加算の金額が相当出ているから、だからバツク・ペイはやる必要はないんだというようなことを大蔵省でも言つておるようなことを聞いておるものですから、大体バツク・ベイを出すようにすれば、昨年の七月から本年六月までの平均を、それのパリテイを出すんだということか確実にきまつているのかどうか、それで今算定の方式
○溝口三郎君 米価の問題については、まあ生産費方式を入れるかどうかはわからんが、若しパリテイをやるならば一応は所得パリテイの考え方にするべきだということなら、バツク・ペイの計算をする場合も単純な私は価格パリテイだけでなくて、昨年のように一応資本を投じても収量が二割も減じていれば、反当の資本財の投下の変化率というものは非常に上つて来るということになると、その分も修正をしてバツク・ペイの算定をする基礎になるべきものだと
○清澤俊英君 そうしますと、これは過去の年度における、二十八年度なら八年度における米価をきめるときの価格であつて、このバツク・ペイは二十八年度後、九年に達したこの半年間のパリテイ上昇指数を農民の生活の上から見てバツク・ペイする、こういう建前から言うと、それは何らこのバツク・ペイというものに関係を持たないと思うのですが、それに対する御見解はどうなんですか、どうお考えになつておりますか。
○芳賀委員 しからば二十九年度の予算の中で、バツク・ペイの関係はまったく考慮されておらなかったのですか。もちろん一兆円予算の関係、あるいはデフレ政策を進めて、ある時期には実際にその効果が現われて来ることを、政府は当初から言っておったわけです。現在においては、デフレ政策の霊験はまだ完全に現われて来ておらぬわけですが、そういうような関係はどうなっておりますか。
○芳賀委員 パリテイ指数の上昇等によってバツク・ペイをやるということは、政府の農民に対する約束なんです。もしこれをやらぬとなると、公約をまったく履行しないということになると思うのです。
最近長官の御答弁等を聞いていても、たとえば六等麦の買上げの問題についても、当委員会において具体的な説明等をある程度避けたいような御意向がうかがわれるわけでありますが、このバツク・ペイの問題等に対しましても、これは当然パリテイ指数が上昇した場合においては追加払いをするということが、閣議等においても決定事項になっておるので、これに対しては、全国の生産者は当然期待を持っておるのであります。
そうすると、農林大臣はこう思つておるけれども、ほかの大臣や何かがこれに同調しない場合はしようがないということで、いつもあなたはそれで行方をくらましてしまうようなことになるわけですが、そういうことでなくて、しからば現在の政府の考え方というものは、このバツク・ペイに対してはいかなる見解をとろうとしておるのか、その点をあなたを通じてお伺いしたいと思います。
その次にお伺いしたいことは、これは昭和二十八年度産米に対する追加払いの問題、いわゆるバツク・ペイの問題でありますが、これもぼつぼつきめでやらなければならぬ時期に到達しておると思うのです。
○保利国務大臣 バツク・ペイの問題は、私どももここで答弁に窮するくらいに真剣に考えておるわけであります。窮するということは取消しますけれども、私としては当然支払わなければならぬものだと考えて努力をいたしております。
○江田三郎君 仮に米のバツク・ペイを若ししない、そういうことがある場合には、現在の食管法は、或いはそれに伴ういろいろな政令というようなものはそのままにしておいてもやれるわけですか、その際には法律の改正を要しますか、その点はどうですか。
○江田三郎君 そうすると、現在の法令はそのままにしておいて、バツク・ペイをしないということも合理的にできる、そうですね。
○説明員(新沢寧君) 米価につきましては、食管法には非常に漠然たる規定しかございませんので、バツク・ペイをするか、しないかということは法令の範囲内では明らかにされておりません。ただ米の場合に考えられておるパリテイ価格の性格からバツク・ペイをしなければならんという結論が出て参るわけでありまして、法令的には実はその点のしつかりした規定を欠いておるわけであります。
将来パリテイ指数を使わない米価の決定の仕方がありますれば、バツク・ペイの問題も起らないと思いまするけれども、従来通りパリテイ指数をもつて米価を決定しておりまする以上、当然パリテイ指数の上昇によるところの補償が行われる条件で、米が政府に引取られておると見なければならぬ。
○川俣委員 麦価並びに米価のバツク・ペイの問題について二、三点お尋ねしたいと思います。 食糧庁はすでに二月、三月のパリテイをつかんでおられると思うのでありますが、昨年の麦価の決定当時と比較いたしまして、相当の上昇をいたしておるのであります。すでに御承知のように二月におきましては一二〇・二四、三月には一二〇・六四といわれております。また五四ともいわれておりますが、上つております。
従いまして米価のバツク・ペイにつきましては、当時のパリテイ指数に応ずる価格でする。それからパリテイ価格の建前から申しまして、これは当然計算上、昨年以来指数が上つておりますれば、バツク・ペイするのが建前であろう、こういうふうに考えております。ただ米価の問題につきましては、決定の時期が若干先でございますので、具体的な問題につきましては、食糧庁といたしましてはまだ作業を開始しておりません。
現在の趨勢から行きますならば、昭和二十八年産米についても二百二十円程度のバツク・ペイを当然政府は支払わなければならない責任がありますし、また本年産の新麦価を近く決定を見なければならないのでありますが、世上政府の恣意性によつて指数の改変が企てられておるというようなことを私どもは聞いておるのでありますが、統計調査部長としては、そのような作業にはおそらく応ぜられないと思う。
併し特別加算というものはまだどうするかわからん、こういう答えでしたが、もうそろそろ麦刈りも近付いて来たので、はつきりしてもらわなければならんと思うのですが、一体パリテイでやるとすれば、そのパリテイは何月のパリテイなのか、そうして大体推定でどうなつておるのか、それから特別加算はどうするのか、それから更にパリテイが変つて来ているわけですが、米についてのバツク・ペイはどうするか、それからそういうことをきめるための
米のバツク・ペイは、パリテイを基準として決定をいたしておる。而もそのバツク・ペイの規定も法律で定めているわけでございますが、これはもう事務的に取運んで参るという考えであります。
○江田三郎君 米のバツク・ペイは変ることがない、これははつきりしましたが、麦については事務当局で検討中ということですが、一つ事務当局のほうでわかつているところを答えて頂きたい。
それから昭和二十八年産米の価格につきまして、最近指数が相当上つているので、当然バツク・ペイがあるものと生産者は期待しておりますが、最近の指数その他の基礎資料をいただきたい。以上二点でありますが、いかがでうよう。